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冬の入りに [うつが教えてくれたもの]

このところ、長らく秋を満喫していたのですが、とうとうからだが冬を迎えたようです。

この時季はなんだか分からない倦怠感としんどさと虚無感が意識に常駐し、疲れやすく、人と会ったり能動的に行動するのが辛くなります。

思考もまとまりづらく表現力も落ちるので、この時季に何かを進めるのはなかなか厳しいものがありますが、その分じっくり力を蓄えて、深いところで何かを熟成している感じはします。

うつの状態に飲み込まれるとそれどころではなくなりますが、その手前で少しスピードを落として、自分の中を内観しつつゆったりケアしていければ、この時季はいいかもしれません。

ということで、今回は昔のノートを引っ張り出して、うつの最中の苦しみを綴ったことばをいくつか紹介してみます。

人の意識は苦しい最中のことをすぐ忘れてしまうので、たまにはこうやって、自分の中に確かにあった感覚を振り返ってみるのも重要なんでしょうね。

自分の中の季節の変動も、確かに存在しているこの世界のことを忘れては駄目だと言っているような気がします。

からだがこの世界に共鳴しやすい冬だからこそ、改めて苦しみの中で生まれることばに耳を澄ませてみるのも悪くない、そう思ったりもするのです。


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限りなく意思というものが希薄な思考

怠惰の膜に包まれた意識

エネルギーが全て足元から抜けていく

このまま苦しみの中にキエテしまう意志ならば

存在する意味はどこにあるのだろう…

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思考の空白
考えることの拡散

極力何も感じないよう
僕は思考を止めている

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なんだかわからない

でもつらい…

頭を占めるのは辛いという意識のみ

何にも考えたくなくて

何も感じたくなくて

結局何も行動しないことを選ぶ

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焦りがとめどもなく増大していく

胸をかきむしりたくなる焦燥感

実際かきむしっても消えはしない

当然だ

僕はなにもしていない

なにも先へ進めてない

進む先さえ見えはしない……

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