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【遙かなる星々の物語~ウェヌスの章~】登場人物紹介 [遙かなる星々の物語]


 今日はウェヌスの章の登場人物紹介を公開します。舞台はテラの章の13年後、前作を知っている人は色々見比べてニヤリとしてくださいw^^
 ちなみにキャラデザラフは蓮花さん(サイト:「枯花」)に描いていただきました♪ 蓮花さんには本文挿絵も描いていただくことになりましたので、皆さんお楽しみに♪♪

 本日はウェヌスの章登場人物紹介&用語解説を公開します。ルビ等は単語のあとに()で記載してあります。ちょっと読みづらいですがご容赦ください。

追記)2011/01/25 亜紗のイラストをUPしました


テラの章】 <- Previous Story                         Next Story -> 【???】

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『遙かなる星々の物語~ウェヌスの章~』概要
この宇宙を遍く様々な星々の物語を、独自の世界観の元に擬人化して描く大河SFファンタジー。ウェヌスの章はテラの章に続くこの太陽系創世紀のお話――金星創造をテーマとしたストーリーです。
《あらすじ》
 地球の現実を変異させた女神(テリス)現出事件から十三年、朔夜は作人と結ばれ二児の母となっていた。創星界(エデン)とのコンタクトもなくなり、平凡な幸せを謳歌(おうか)していた朔夜はだが、久しぶりに『記憶(エピソード)』の奔流(ほんりゆう)に襲われる。
 この惑星、いつか在った時代、無有(ムウ)亜大陸の亜須華(アスカ)という都市に、亜紗(アーシヤ)という乙女が暮らしていた――。
 突然蘇った『記憶』は、朔夜にその都市に起こった未曾有(みぞう)の大災害を幻視させる。この過去は、朔夜に何を伝えたいのか? 全ての『記憶』の起源たる女神(テリス)の身に、いったい何が起こったのか? この現実に、また何か事件が起こるのか……?
 『世界』を巡る新たな戦いの火蓋が今、切って落とされた。

 過去から未来まで、『世界』全てを巻き込んだ壮大なる物語。
 『世界』が変質を繰り返した先で、【悪魔】は【女神】となる――

※この物語は【楽園】【冥星】【地球】の三パートがパラレルで進んでいく構成となっています。それぞれで舞台および登場人物が違っていますのでご注意ください

登場人物紹介
プロローグ/【楽園】1-1/1-2(2011/02/27公開予定)》


A【楽園(エデン)】(創星界)


《登場人物紹介》

アシュタロス
悪魔(グルーム)族を率い、執拗に《楽園》を脅かし続ける大悪魔。数周期を経て、神をも畏れさせる美貌の若者に成長した。聖太母(ソリス)や《楽園》に抱くその執着には並々ならぬものがあるようだが……

テリス
《楽園》を統べる象徴たる七姉妹の五女。幾周期にも渡る苦しみの煉獄(れんごく)の中からルネラナスによって救い出され、楽園唯一の《宿す者》として蒼髪美しい優しい心根を持つ女性に成長した。造反した姉たちやアシュタロスの手から《楽園》を護る戦いに身を投じる

ルネラナス
テリスの守護者であり、彼女を護る唯一の騎士。テリスを苦しみの煉獄(れんごく)から救い出した。出自に秘密を持ち、《楽園》で唯一アシュタロスに匹敵する異能(チカラ)を持つ。唯一残った左腕で振るわれる大鎌は空間をも切り裂く鋭さである。

ソリス
《楽園》の象徴であり、この《世界》を成り立たせる起源たる聖太母。造反した七姉妹の《母》であり、アシュタロスや悪魔(グルーム)族からこの《世界》を護り続ける。敵将たるニブルと並々ならぬ因縁を持つようだが……

ユピテル
七姉妹の長女でありアシュタロスの母。過去、《楽園》にまつわる《真実》を知ったことから、悪魔(グルーム)族と姦通し、妹たちをまとめて聖太母を裏切った。ニブルの実質上の妻

サトゥルナリア、ユアラナス、ネプテューヌス
ユピテルに従い《楽園》を造反した七姉妹

フォボス
七姉妹の六女であった故マルソーの騎士の一人。直情的な性格で猪突猛進タイプ。ツンツンと立てた短い赤の髪がトレードマーク

ダイモス
フォボスと双子で故マルソーの騎士の片割れ。フォボスとは対照的に冷静沈着な軍師タイプ。腰まである長い葵髪をトレードマークにしている

トラッシュ・オブ・ダイヤモンド
アシュタロスに影のように付き従う謎の男。常に影に潜み、その存在は通常ではうかがい知ることは出来ない。この《世界》に遍く存在する重大な種族の一員であり、時空間を操る能力を持つ

《D(ダーク)》
通称ダーク。《楽園》の深奥(しんおう)に厳重に封じられた封廟に幽閉されている謎の存在。過去、蒼星の騎士(ルネラナス)に不完全ながらも解放され、《楽園》に災厄をもたらした。言い伝えによると遙かな未来、彼の存在がこの《世界》を滅ぼすとされているが……

ニブル
???


《用語解説》

【楽園】
エデン。花咲き誇り、動植物が歓喜に歌う、この世の楽園たる機能を備えた一大都市。その機能は聖太母(ソリス)と七姉妹によって統べられ、維持されている

悪魔族
グルームと呼ばれる血と殺(さつ)戮(りく)を何より好む種族の総称。知能の低い低位種から不可思議な能力と高い知能を備える上位種まで様々な種族が存在する。上位種はオールトの雲の向こうに潜み、姿を現すことはめったにない

《宿す者(スターキヤリアー)》
自らの裡に《世界》を宿し、新たな生命を育む能力を持つに至った女神の総称。その能力は【楽園】を支え、維持するために必要不可欠。現在、【楽園】を支える《宿す者》はテリスただ一人となっている

精神世界
アストラル、スピリチュアル、ネットワーク等様々に呼称される、現実と重なる次元に存在する《世界》の総称。生物の精神の属する次元であり、物質世界では考えられない様々な特質を持つ

騎士
シバルリエ、もしくはシュバルリィと呼ばれる七姉妹や聖太母を護る守護者。彼らの存在はただ一人、その守護する対象たる女神のために捧げられる

創星界
《宿す者》の内なる《世界》の住人から見た【楽園】の総称。

塵魔大戦
七姉妹の離反に始まる悪魔族の侵略から、【楽園】を護るために行われた幾十周期にも渡る戦争の総称。その永き中では、光の如き輝ける闇の御子の姿と、それと激突する昏き光を纏った隻腕の騎士の姿が常に見られたという……




B【冥星】(テラ:六五〇〇年前)


《登場人物紹介》

依何奈(イナンナ)
光り輝くような黄金の髪を持った美貌の歌姫。本人はまだ自分という存在が直面する重大な運命に気付いていない。《大感染(パンデミツク)》の慰安のために《無有(ムゥ)》を訪れる。アシュタロスの相似体。


アーシャ2.jpg
亜紗(アーシヤ)
亜須華(アスカ)で暮らす蒼髪の乙女。思考が常に半分別の世界に行っているようで、いつも上の空でボーッとしている。それ故誤解されたり攻撃の標的になりやすく、彼女の人生は苦難と苦痛に彩られている。だがそのぼんやりとした外面は、不安や苦しみに潰されがちな内面を護るものかもしれない。


イナンナ&アーシャ.jpg


瑠那屍(ルナシィ)
《狂気人(ルーナシィ)》の二つ名を持つ国防の志士。能力は特A級だが精神が不安定であり、自らの裡(うち)に自分でもどうにもならない不安・衝動を抱えている。突如無有を襲った大災厄へと対処するために特命を帯び、危険地帯へ赴く。そこで出会う二人の女性が、彼の運命を大きく変える……

弟留多(デルタ)、願摩(ガンマ)
亜紀人と同じ治安維持大隊(シルバリオン)に所属する双子の志士。その性格は水と火の如くに正反対だが、二人で行動するのを常とする

死留馬(シルヴァ)
無有国防総省治安維持大隊(シルバリオン)大隊長。冷徹な目を持つ男

裟里桜(サリオン)
無有国防総省科学技官。《大感染(パンデミツク)》の原因を突き止めるべく奮闘している

不央具(フォツグ)
歌姫イナンナのマネージャー

或舞音(アルマイネ)
亜須華でそれなりに評価を受けている踊り子

亜虎素(アトラス)
大災厄(パンデミツク)の裏で暗躍する謎の男。額に喪われた古代人の紋章を持つ


《用語解説》

大感染
パンデミックまたは大災厄と呼ばれる大陸都市国家無有(ムゥ)を襲った病魔の厄災。その正体は未だ不明であるが、対象の精神に寄生し、精神/肉体共に変質させてしまう恐怖の病である。

無有(ムゥ)
バミューダ海域に雄大に浮かぶ亜大陸の総称。またはそこに発達した大国の総称。精神科学と天文学に特に強い知識を有し、同時に科学技術を発達させている。彼らの文明は、同時代に見られる他のどの文明よりも遙かに発達しているようだが……

亜須華(アスカ)
無有(ムゥ)の首都である大陸都市。摩天楼と呼ばれる大きなビルが建ち並ぶ人工都市だが、緑化に努め、自然との融合を果たしている。一億人の人口を抱えるギガシティ

治安維持特務大隊(シルバリオン)
無有(ムゥ)国防総省に設置された治安維持部隊の俗称。第一部隊から第八部隊まであり、それぞれが特命を帯びて無有全土に散っている

歌姫
歌と踊りで以て人々の精神を安定させる神聖且つ冒すべからざる存在。能力の強い歌姫になると、一人で数百万人の精神世界に影響を与えるだけの力を持つという




C【地球】(地球:AD2015)


《登場人物紹介》

望月朔夜(もちづきさくや)
旧姓汀良(テラ)。幼い頃から複数の女性の生涯の『記憶(エピソード)』を持ち、十三年前までこの世界を形成する『創星の女神(テリス)』をその精神に宿していた女性。あの戦いの後、ほどなくして作人と結婚。三十六歳の今では二児の母となる

望月作人(もちづきさくと)
月の化身であるルネラナスの相似体であり、十三年前創星の女神テリスの覚醒に一役買った男性。《創星界(エデン)》の存在を知ることで、この世の真実を明らかにすることに生涯を燃やし、ジャーナリストとして業界でも一目置かれる存在となりつつある。因縁深き飛鳥コンツェルンの企業の闇を追う

望月揚葉(もちづきあげは)
朔夜と作人の間に産まれた子。十歳。朔夜より謎めいた雰囲気を、作人より切れる頭脳を受け継いでいる

望月太陽(もちづきたいよう)
朔夜と作人の長男。六歳。やんちゃざかりの食べ盛り。とても活発で、良くタチの悪い悪戯をしては母の朔夜を困らせている

火群陽子(ほむらようこ)
テリスが生み出した火星の女神マルソーの依り代となった女性。勝ち気でボーイッシュな二児の母。朔夜と和美とは高校の頃からの大親友。十三年前の戦いの後、マルソーの精神は彼女の中から消失したようだが……

火群雅代(ほむらまさよ)
十四歳。ダイモスの相似体。母とは反対の内気で大人しい女の子。腰まである長い髪と眼鏡がトレードマーク。揚葉のお姉さん代わりを努めている

火群勇代(ほむらゆうだい)
十五歳。フォボスの相似体。中学生にしてはガタイが良く、柔道部のエースとしてならしている。作人に良く懐いており、たまに仕事を手伝ったりしている

ウェヌスの章キャラデザ.jpg



ウェヌスの章キャラデザ2.jpg

日向日影(ひなたひかげ)
《光の丘救世団》教祖であり最高指導者。四十歳。いつも穏やかで暖かい笑みを絶やさない人格者である。二十五歳の時に天啓を受け、《光の丘救世団》を創設する。彼の教えは常に正道を向き、この世界を良き方向へと導く道しるべとなる。

川島和美(かわしまかずみ)
一万五千年前のアトランティスに生きた下等人類(テラータ)の少女の記憶を持つ女性。《光の丘救世団》信者。尊主日向(ひなた)の教えに傾倒している



《用語解説》

《光の丘救世団》
現世における人類の救済を掲げ、全国に勢力を広げる宗教団体。この十三年間で政財界のキーパーソンを取り込み、日本という地に定着した。信徒数は二〇一五年現在、数百万人にものぼると言われており、その影響力は計り知れない

飛鳥コンツェルン
世界各国に大小取り混ぜた企業を有し、各国政府に強い影響力を持つ大財閥。日本における代表組織はナノテクを中心とした技術を有する飛鳥ナノテクノロジーズであり、その日本支社長を飛鳥=カルナイムが努めている

二〇二二計画
政財界を騒がしている日本遷都計画。東アジア経済圏構想の中心地として大阪・京都に日本の中心を動かそうという計画だが、誰が、いつ、何のために言い始めた事かは不明である。一説には宗教団体や大企業の思惑が裏に存在するとも言われているが……

東アジア経済圏構想
日本が中心となり、香港、台湾、フィリピン、インドネシア、ミクロネシアなど東アジアの国々で、伝統的な自然信仰(アニミズム)文化を礎とした新しい経済圏を確立しようとする構想。中国・韓国・インドらが中心となって展開する中央アジア経済機構に対抗する動きと言われている

アーク
溶け始めた南極の氷河から発見された謎の遺跡。推定五〇〇〇~一〇〇〇〇年前の物であると言われている

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