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灰色の時間 [うつが教えてくれたもの]

ここ2週間近く、ずっと左の頬が腫れています。

最初は風邪から歯茎が腫れて、それが頬までパンパンにし、次に埋没してた親知らずを抜いて今度は下顎かあたりが腫れ…というダブルパンチT^T

そのせいで、今回の沈む時期は長引いていたりします(涙)

正常な人でもそうですが、身体の不調はこころを陰鬱にしていきますよね。
その不調に意識が集中して、何をしてもそれが離れず、まともな思考ができなくなる。

これは感情が先に痛みやしんどさや苦しさにフォーカスして、それをベースに思考を引っ張るからなのですが、鬱的な心理状態にいるときも同じ仕組みが動いているようなんですよね。

思考より前にしんどさや不安の感情がまず動き、それが思考を引っ張って否定的な連想を引き出し、それがますます感情を増幅して更に破滅的な連想をもたらし…という悪循環。

自分の状態をよくよく内観してみると、そうやって苦しみや虚無感や絶望が育っていくのがよく分かります。

思考の主導権が意識から情動に完全に移ってしまっている状態なんですね。

今回は、意識側に軸足を置く私という自意識が、そんな時何を感じているか、それをちょっとことばにしてみましたので紹介してみます。

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思考が足踏みをして逃げていく

灰色の霧に囚われた時間


何を考えても

何を思っても

言葉は全然深まらない


こころがすぐ

こんなことを考えても意味ないと

虚しい想いを誘導する


胸のあたりに吹き溜まる

もやもやとした息苦しさが

思考の未来を塗り潰す


知らず

思考を苦しさで支配する


こころを蝕む息苦しさは

瞬く間に全てを負の引力で包み込み

自分の行動や記憶すら

恥辱に満ちた視点で塗り替える


未来を暗闇に閉ざしては

自分のやっていることは意味はないのだと

こころを虚しさに堕とし込む

こころの活力を奪っていく


何も生み出さない

何も生まれない

限りなく無為に過ぎ去る時間

限りなく意志の希薄な時間…


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感情が意識を置き去りにして

思考の行方を規定する

こころの活力を低下させ

からだの活動を鈍くする


いわば不安がからだの主導権を握っている

ーーそんな時間


この時間

意識は自分の主人でない

感情の表すからだの苦しい状態を

ただなぞるだけの無力な傍観者


意識は能動的に働けず

それ故苦しみも果てはない


意識が感情とのバランスを

取り戻せない限り救いはない


だがしかしーー


意識を無力な傍観者に落とし込む

この時間を産み出す感情が

本当は何から自分を守りたくて生まれたのか


ーー意識は知らないままでいる



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