SSブログ

東日本大震災によせて [うつが教えてくれたもの]

ご無沙汰しておりました。高波です。

あの恐ろしい東日本大震災の日からはや2週間近く経ってしまいました・・・

未だかなり大きな余震が頻発していたり、原発災害が沈静化していなかったり、計画停電でてんやわんやになっていたり、街から様々な物資が消えている現状を見るに、まだまだこの災禍はのど元も過ぎていないのでしょうが、それでも徐々に街に冷静さが戻り、ちょっとずつ物資や日常が戻ってきているのは、何かほっといたします。

とはいえ、直接の被災地から遠く離れた東京ですらこうなのですから、大地震、津波の被害が襲った現地の惨状はいかばかりか、それを思うだに心が痛みます。。。

この度の震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、未だ被災地で大変な思いをしている被災者のみなさまに、一日でも早く希望の光が届きますように今は祈るばかりです。

さて。

地震が起きてからのこの10日あまり、自分の無力さをこれほど感じる毎日はありませんでした。

通常の人でも被災地の様子を見て心を痛め、自分にできることはないか、少しでも自分が被災地の人のために何か貢献できることはないかを考えて無力感にさいなまれることが多々あると言います。

普通の人にとってもこうなのですから、私のような宇宙病をはじめとしたメンヘラーにとって、この大災害を前にした無力さ、役にたたなさ、卑小感というのはより一層、心を苦しめるものであるのは言うまでもありません。

仲間が次々募金活動や支援活動、ボランティアなどで自分に出来ることを精一杯やっているのを尻目に見ながら鬱が昂じて布団から全く動けない日々。

他の人が被災地の現状に胸を痛め、涙を流して自分に出来ることをやっている最中、自分は身近な家族関係で悩み苦しみ、お金もなく何もできずにただ鬱々と毎日を過ごす…

いや、ほんと、この苦しさったらありませんでした。

何回か、自殺寸前のところまで思考が落ち込むのを、数ヶ月ぶりに体験してしまったくらい・・・

よく、今、まがりなりにも浮上してこういう風に文章を書けるところまで来られていると思います。

もちろん、被災された皆さんの苦しさ、大変さに比べればあまりにも卑小で個人的すぎる苦しみではあるでしょう。
精神的にも肉体的にも、被災地の皆さんの方が大変であるわけで、そんな中であまりにエゴ丸出しの思考であるかもしれません。

ですが、被災地のためにできることを考えても何も出来ない自分の卑小感、周りの仲間が精力的に動いている中、全く動けない自分の情けなさ、もっと大きな苦しみを前にして些末な家族関係の不和に悩む自分・・・宇宙病を襲うネガティブスパイラルがどんどんどんどんと自分の心を追い込み、更に無力感と卑小感を育て、のっぴきならぬ所まで持っていったという、このことはリアルな出来事として自分の身にはありました。

このように自分ほど極端に出る人は少ないかもしれませんが、宇宙病(をはじめとしたメンヘラー)の方は、おそらく多かれ少なかれ同じようにこの災害を前にした自分の無力さにダメージを受けているような気がします。

自分の場合はバイオリズム的な落ち込みと現実の問題の勃発と大災害がほぼ同時に襲来してここまで来てしまったのですが、そうでなくても被災地の映像を見て心を痛める、被災地の皆さんの現状を思って涙を流す・・・それが普通であるはずなのに、自分はそれすらもできず自分の問題で苦しんでいる。そのことがひどく心苦しい、そう思ってしまう宇宙病の方は多いと思うのです。(それがこの病気の心理の動きだと言ってしまっても過言ではないでしょう)

ある意味、他人の苦しみ、他者の苦しみに過敏すぎ、それ故その空気に共感して自分自身の問題を大きく広げてしまう・・・これは一般の人でもPTSDなどの危険があると心理学者の方から警告を受けていましたが、メンヘラーとなるような繊細な心を抱えている方には、より一層危険なトラップなのではないかと思います。

なので、もしかしたら不謹慎のそしりを受けるかもしれませんが、その危険を承知の上で私は敢えて言いたい。

ご自身の問題を抱えている宇宙病(やメンヘラー)の方はどうぞ、自分自身の問題が一番問題であることを、地震や津波や原発事故や停電などよりももっともっと差し迫った宇宙の真ん中を占める問題であることを、どうか卑下しないようにして欲しいのです。

他人に比べてどうであるとか、他にもっと大変なことがあるからとか、そんなのは関係ありません。

あなたにとってその自身の病気こそが一番の解決すべき問題であり、この非常時だからと言って、それは変わらないのです。

どうか、どうか、非常時なのに他人のために立てない自分を恥じるですとか、自分を責めるですとか、そんなことはしないでください。

この非常時に何もできないことが心苦しいと言うのなら、自身の病気が治り、力一杯活動できるようになった時に、今の何倍も何十倍も何百倍も社会のために貢献してください。

我々宇宙病者にとっては自身がより健やかに活動的になれるよう、より一層精進して療養に努めることが、何よりの震災復興支援であり社会貢献なんですから。

病気の最中のパワーのない状態で無理に動こうとしたり、自分を責め苛んだりして病状を悪化させることは、あなただけではない、あなたの周りにいる人たちのパワーも奪ってしまうことになるんです。

ですから、どうぞ、どうぞ、自分の心の健康を、ご自身の心の安定を、一番に考えてあげてください。それを考えることは、あなたの恥ではありません。

願わくば、この震災を前にした無力さで苦しむ人の心に、この言葉が一粒の福音となりますように。

そう願って、自分の心の傷口を正直にさらけ出しました・・・
まっ、皆一丸に震災復興に向かう空気の中、たまにはこんな言論があってもいいでしょう^^;;;
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。