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エンジェル・イヤーズ・ストーリー [日記・雑感]

昨日は演劇集団キャラメルボックスの2009年クリスマスツアー『エンジェル・イヤーズ・ストーリー』を見てきました^^♪
この間の『死神の精度』は当日体調悪くなっていけなかったのでりべんぢも兼ねてとっても楽しみだった今回の公演!
当日前には加藤社長のブログで力の篭ったあらすじを見て思わず涙するぐらい、とっても期待していた公演でした♪

あらすじが書いてある加藤社長のブログ記事>
http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2009-12-07-1


ただ、普通そんだけ期待感が高まると実際観た時にあれ?ってなることも多いのですが、このストーリーはきっとそんなことはないと予感して観に行ったら……


その予感、大当たりでした♪この舞台素晴らしすぎる!!!!!!


いや~、ほんと、素晴らしい!の一言に尽きます。
このお芝居、見ないと本当に後悔する。

ストーリーも演出も役者さんも芝居の完成度もその狙いも何もかもがハイレベルで本当に凄い!!
お芝居見ていてこんなに震えが来たのは久しぶりです……
あまりに素晴らしかったので、もう一回見たいと思わず帰りに平日夜券を買っちゃいました(笑)
予想外の出費が……^^;

ストーリーはひょんなことから心の声が聞こえる能力を有してしまった男が家族の本音(心の声)に衝撃を受けながらなんとか絆を取り戻していくって物語なのですが、登場人物たちの絡み合う想いがそこに入り込み、見ていてどきどきはらはらこれ以上ないってぐらい引き込まれました。

そこまで引き込まれてしまったのには実は理由があって、このお芝居、実は成井さんの新しい試みが取り入れられているんです。それがまた凄い効果♪
どんな試みかというと、「全ての登場人物の『心の声』を別の役者さんが演じる」というもの。二人一役ってことですね。これによってよりダイレクトに、『想い』を観客に届けることができるようになってるんです!!

この二人一役、かなり面白い試みで、舞台の上にいる役者さんが白い上着を羽織ると『心の声』モードになるってことで、かなり舞台上の動きが目まぐるしいんです。
例えば今まで本来の役をやっていた役者さんが、一瞬後には白い上着を着て『心の声』を演じ、その一瞬後にはまた自分の役に戻るってことが普通に起こる。
かなり見る方にも技術が要される仕組みです^^; おかげで思いっきり見ていて頭がフル回転していました^^;;

しかも、しかもですよ。『心の声』は表に見せる顔と感情や想いが全然違うことがあるってことで、役者さんの演技も細かい細かい。
表情から立ち居振る舞いからはたまた出す声の調子から内容まで、本当に細かく役が作りこまれている。
しゃべっている内容の面白さは元より、むしろしゃべっていない時の方が微妙な感情を表情や動きで表現されていたりして、どの役者さんも目が離せないのです。

おかげで私、舞台中スポット当たっているところにぐっ、とフォーカスして感情移入するのと同時に、少し下がって俯瞰的に全体を見て各役者さんを追うなんていう新たなスキルに目覚めてしまいましたよ^^;;;
つか、観客にここまでのスキルを要求する舞台っていったい……ww
でも、流石に全部追いきれなかったので、今度は別の役者さんに注目して見たいって感じに、もう一回凄く見たくなりました(笑) ってことはまさかこれが成井さんの策略?!!(爆)
#ちなみに本当に終わった後、まだ空いている平日公演のチケット買ってしまいましたww

まあそんな感じに二人一役という仕組みが物凄く面白かった今回の公演、同じ役の『心の声』も人の組み合わせによって微妙な機微が違ってきてたりして、なんかとても面白かった♪
更に瞬時に頭と役を切り替え続けるという高いスキルを要求される役者さんたちもみんな凄くレベルが高くて、本当に見ごたえがありました^^
スポットが当たっていない時も本当にどの役もどの人も手を抜かずに役を作りこんでいて、本当に一時も目が離せないって感じ。
おかげで私はあまりに脳みその処理を早くしなければ追いつけなくなって、公演中に二度ほど酸欠で落ちかけました(^^;
いや~、劇を見ていて寝落ちしたことは今までもありますけど、気が一瞬遠くなるなんて経験は初めてです^^;;;
本当に今までと違う劇を見ていたんだな~って実感していました。

例えればキャラメルボックスのお芝居が今までよりまた一つ新たな次元を切り開いたという感じでしょうか。
本当に、素晴らしいお芝居でした♪

役者さんの方も本当に皆さん、素晴らしかったのですが、敢えて私的MVPを挙げるとしたら、三人。
すさまじい運動量と軽快なフットワークとぶっ飛んだセンスで周囲に笑いと刺激を与え続けた細見さん、今までにない素敵な髪形で明るく笑顔の可愛い女の子を演じて周囲を明るく引っ張ってくれた岡内さん、口のきけない青年を素晴らしい手話と表情と迫真の演技で演じ、その鬼気迫る表情と動作でクライマックスを本当に盛り上げてくれた阿部さんを挙げたいと思います♪♪

いやあ、細見さんの運動量は本当、すさまじかったですねえ……
途中、リアルタイムで衣装がどんどん汗でまみれていくのが本当に分かって、ちょっとドキドキはらはらしていましたがww、それでも時折こっそり休む以外は最後まで全力で走りぬけたその体力はすさまじいと思いました♪
以前、『嵐になるまで待って』の時の役のイメージとはまったく違う、新しい進化した細見さんを見た!と思いました^^
また、この人凄い声に力があるんですよね~。言霊にあふれているというか何というか、凄いパワーが心に直接迫ってくる感じの声を出す。これは細見さんの明らかな武器だと思いました。
とりあえず、舞台の上の存在感は群を抜いてあって、ギャグもシリアスも本当に目が離せなかったという点で、文句なしにMVPをあげたいと思います♪♪
#個人的に筒井さんの『心の声』役をやる時の膨れ上がるその表情がとってもツボでしたww

岡内さんはやっぱり美人さんですね~。
前々から美人さんだなあとは思っていたのですが、今回はそれに輪をかけて似合う髪形と多彩な表情で、すっかり私は虜になってしまいましたww
ほんと、笑った顔が凄いステキなんですもん。その魅力に私は完全にキュンキュンしてしまいましたww
あと、この人のスポットがあたってない時の役の作りこみが本当に素晴らしい!!
だって、釣った魚をトスされて、それをさばいて刺身にして、返せないと分かったらわざわざ暗い方に持って行って食べる芝居をするんですよ?!ありえないぐらいの作りこみです!ほんとに!!!
だから、むしろ岡内さんが何しているかを知りたくて、敢えてスポットが当たっていないところを見ているなんて時が舞台中、一度とならずありました(爆)
個人的にははじめの方にあったライブを聞いている時のダンスと、机に座ってドロップを本当に美味しそうに食べているところにハートを完全に持っていかれましたねww
ダンスは身体の使い方が本当に素晴らしくて、Perfumeみたいに思わず目を奪われて他へ動かせなくなる感じでしたし、ドロップは本当の本当に嬉しそうな表情で見ているこっちまで嬉しくなっちゃっいました^^
いやあ、こんなに萌え萌えさせてくれた岡内さんには、もちろん文句なしにMVPをあげたいです♪

阿部さんは凄い、注目した役者さんでしたね~。
これまでも何度か気になった役の時はありましたが、今回は本当に凄かった!
なんか一気に主役級にまで成長した感じをお世辞じゃなく感じました。
どれだけ凄いかっていうのはその迫真の演技!
言葉が使えない分表情と動作で語っていて、本当に心のうちが凄い凄い伝わってきました^^
『心の声』があるので何を言っているのかは完璧に分かるのですが、もしそれがなくてもあの演技だったらきっと伝わったんじゃないかなあ……と思います。
今後が本当に楽しみな若手さんの1人です^^

もちろん、他の役者さんもみんなどれも素晴らしく、思い出していけばどの人も一つは印象に残ったシーンがあったんですが、流石にすさまじい量書いてきてそろそろ息切れて来たのでとりあえず今回は終わります^^;

本当、見ていて損はないお芝居です!
加藤さん情報によると、平日はまだまだお席は空いているみたいなので、気になった人はぜひ劇場に足を運んでみてください^^
http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2009-12-10

いや~、本当、興奮したなあ……。


おまけ>
今回のみき丸君

DVC00079.JPG
題名にちなんで天使の衣装でした♪^^
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