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自分のこころのメトロノーム [うつが教えてくれたもの]

からだが冬を抜けて春に突入しているせいか、最近不安定気味で、少し躁の意識が出ていました。

意識が暴走気味にスピードアップして、からだの疲労をものともせず活動的になる、そんな感じ。

昔はその状態の意識こそ本当の自分だと思っていたりもしていたことがありましたが、今はある意味鬱以上に警戒すべき状態だと実感しています。

そのお陰か、こういう暴走気味の意識の時に、それに飲み込まれずに冷静に内観できる、メタ的な意識が育ってきたような気がします。

ここ数日、ちょっと歯止めが効きづらくなってきた感じでどうするべと思っていたんですが、まさにこの意識こそ、躁化している頭の中にある冷静なメタ的な自意識なんだと思います。

昔は躁である状態のもたらす気持ち良さに完全に飲み込まれて、その状態が異常であるかを相対化して観てみることなど思いもよりませんでしたからね。
思えばそれでかなり方々にご迷惑をおかけしたものです(苦笑)

そんなこんなで躁的な意識が強くなりそうなのをどうにかしたいなと思っていたお陰か、昼間、ビルの合間から見える青空に白く重層な雲が悠然と流れていくのを眺めながら歩いていたら、意識が平常のスピードにクロックダウンできたような感じがします^^

やっぱり空の表情を眺めたり雲の動きをゆったり眺めているのは好きですねー。
人間とは違う自然の時間の流れを感じて、こころが落ち着いてきます。

人間の時間はどんどんスピードアップしていて、ともすれば時間に使われがちで、こころにもからだにもリズムを無視した過負荷をかけっぱなしになっていますからね。
たまにはこういう自然本来のリズムで刻まれる時間にたゆたうのが、こころやからだに本来の生命のリズムを取り戻すのにいいのかもしれません。

私にとっては昔から空や雲(夜空よりは昼の空)、そして林が一番好きで落ち着く対象なんですが、人によってこれが海だったり山だったり川だったり花畑や花壇だったり草原だったり、それぞれあるんだと思います。
それも風景だったり音だったり、匂いや感触だったり、からだに浸透するリズムは千差万別。

おそらくは、自分の幼少の頃の安心に包まれた、心地好い落ち着いた時間の記憶と結び付いたものが、こころの源体験として自分の中のメトロノームになっているのではないかなと考えています。

もし、いま人間の時間で少し疲弊しているなと思う人がいたら、自分の中の生命のリズムを呼び覚ます自然のメトロノームを探して、その時間に浸ってみるといいかもしれません。
病気の状態まで陥る前に、ね☆


#本当は今回は躁がなぜ危険なのか書いていこうと思っていたのですが、書いているうちになんか違う流れになったので、そのテーマはまた今度ということで^^;
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